土地の成り立ち

本書は、日本列島をいくつかの地域に分けてその地域の成り立ちを解説している。富士山や小田原足柄といった地域は生まれ育った地域ゆえ、自分事として捉えられて非常に興味深かった。

土地の成り立ちを知るのは自然災害による被害を想定したり、身を守る行動に繋がる。土砂崩れや浸水が想定されれば避難の必要性の判断は早くなる。火山の噴火の仕方、岩石が飛来するほどの爆発的噴火か、溶岩流が想定される噴火か、そしてその溶岩流はどこまで到達する可能性があるか想定できれば、安全な場所に避難するまでの時間的猶予が予測できる。富士山三体崩壊なんてことになれば、静岡県東部北駿地区はさすがにもう諦めるしかないのだろうが…

たとえば三島駅近くには富士山の溶岩流の痕跡があるので、三島まで到達する可能性があることが分かる。

行政はハザードマップを作成、公表しているが「起きて困ることは想定しない」という事情があるかもしれない。結局は自分で考えて行動するしかない。

いざ災害に直面すると正常性バイアスが作用しがちなため、身を守るための最大の行動をするためにも、土地の成り立ちを知っておくことが有用だと思う。